私は、西日本の地方都市に暮らしています。夫が転勤族なので地方暮らしとはいっても、いわゆる田舎暮らしというよりは、繁華街に近く、小さいながらデパートがあり、県外への電車が走っているようなところです。その地域では一応賑わっていることにはなっていますが、商店街の半分以上はシャッターが閉まっていますし、高齢化も進んでいます。

このような街に暮らし、最近とても気になるのは、続々オープンするコンビニエンスストア(需要があるからオープンするというよりは、新しくできると、その影響で近くの別の店やコンビニがつぶれるという図式です。)がちょっと郊外に行くと、お店は建設中なのに「オーナー募集」の看板が出ていることです。先日は、車で走っていて同じ日に2件、そんなお店を見かけました。

ただでさえ若い人が少ない地方で、24時間営業のコンビニエンスストアは、労働条件が厳しい割に利益が出にくくオーナーのなり手もいないのでしょう。チェーン店であるコンビニでは、お客が少ないから勝手に店じまいというわけにもいかず、店を開ければかかる光熱費や人件費の方が重くなってしまうのでしょう。アルバイトも集まりにくいご時世ですし、結局オーナーが長時間労働をせざるおえないコンビニは多いかと思います。

いまやコンビニは、物を売るだけでなく各種サービスや手続きがあり、地方ではここしかできない。というようなこともあります。そういう意味では貴重なお店です。そんな中で、24時間営業のひずみは近いうちにまず地方からくるように思います。このところ、宅配業者さんの疲弊ぶりがマスコミでも多く取り上げられていますが、コンビニも同様なのかなあなんて思います。コンビニ業界自体は、どんどんサービスを広げ、まだ成長の余地があるのかもしれません。しかし、それは、都市部の人口密集地域だけだと思うのです。

結局、すべて同じサービスを提供しようとすれば、地方では負担の方が大きくペイできません。すると、本部は、地方のお店を撤収させる。ということになるのでしょう。しかし、コンビニができたことにより、地域のお店は淘汰されていますので急になくなると困るのです。利益がでなければ撤収すればよいという考え方で、地方の場合、全国チェーンのお店は進出したと思うと、たった数年で消えていくことも多いのです。そのあとの地方の暮らしは置き去りです。

コンビニも、進出するならある程度長期スパンで考えて欲しいなあ。と思いますし、極端な話、地方では東京と全く同じサービスでなくても構わないので、細く長くやってくれたらいいのになあ。と思います。24時間営業なんて地方ではペイできません。夜は休むコンビニでいいですし、サービスや扱う商品も都市部と同様でなくてもよいので、つぶれないでいてくれることの方がありがたいです。

転勤族なので、夫の退職後、終の棲家はどこに・・・。と考えることもあり、私は、地方都市はコンパクトで住みやすくなかなかいいのかなあ。なんて思うこともあるのですが、このままでは、地方はもっと衰退してしまうでしょう。利益を追求して、無計画に進出しては撤退するようないやらしいビジネスではなく、利益を出しつつも存続できるような長期スパンでのお店が進出してくればよいのですがねえ。

デパートのカフェで。老朽化しているので、テーブルにも年季が入っています。都会ほどお客さんが入りませんので、メニューも絞り込まれて少ないですが、私にとっては貴重なお店の一つです。がんばって長く営業して欲しいです。
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