2016年2月
いよいよ食欲が落ちてくる。ただ、もともとタフな犬種のせいなのか、元気はある。おしっこが薄くて量が増えているのが気になる。1週間前に肝臓の数値に問題があったため再検査。肝臓はステロイドを飲んでいた影響もあるかも。という淡い期待は裏切られ、肝臓に加え、今まで正常だった腎臓の値が一気に悪化。BUN83,2、CRE3,5で尿毒症にかかっているとのことでもともと飲んでいる心臓の薬に加えて肝臓、腎臓の薬が追加される。点滴にも通うことに。食欲全くなく薬を飲ませるのにも苦労するようになる。比較的飲んでくれるヤクルトを、カロリー補給と水分補給のためこまめにシリンジで与える。ただ、元気はあるので、「年寄り扱いするな。」とばかりに憮然としている。シリンジは好きでない様子だが、お互い呼吸があってくるようになり、上手に飲めるように。薬もヤクルトに溶かして飲ませたりすることあり。おもちゃで遊んだりもするのだが、尿毒症のため足がもつれまっすぐ歩けないこともあり。ただし、愛犬は気にする様子なく歩き回ったり普段通りに過ごす。

2016年2月。食欲はないが、おもちゃで遊んだり元気はありました。
DSCF9590


2016年3月
肝臓、腎臓の薬の効果の実感なく相変わらず食欲無し。5キロだった体重もとうとう4キロを割りこみ3キロ台に。点滴はすると楽になるのか、点滴した後は体が楽そう。血液検査の結果も芳しくなくエコーで新たに肝臓の異常らしき状態を指摘される。胆管の異常、胆のうの異常か?胆のうはどろどろながら一応流れは確認できた。腫瘍か??当時通っていた獣医さんでは手術が提案される。心臓病は手術時の麻酔にはなんとか耐えられるだろうとのこと。手術をしなければ、結局点滴をするくらいしか方法がないので余命1カ月程度。餓死に近い形になるだろう。とのこと。夫は、愛犬が高齢であることも考慮し、病院で亡くなることはさせたくない。手術も入院も希望しない旨、獣医さんに伝える。通っていた獣医さんは大きな設備はなかったので、セカンドオピニオンもかねて、肝臓の状態を詳しく見てもらえる獣医さんを探す。

CT設備を備え、腫瘍の専門ドクターがいる獣医さんを見つける。3月下旬転院する。3月は新しい病院に2回通う。1度は検査諸々。2度目は体調悪化で。検査では、心臓の状態が芳しくなくCT検査はできないことを指摘される。(犬のCT検査は全身麻酔のため)肝臓は、生検もピンポイントで悪いところを採取できないとのことで、愛犬の場合、薬、点滴による治療をすることとなる。我が家は希望していないが、愛犬の状態は手術も不適との診断。このとき、腫瘍専門医のドクターからは、断定はできないが肝臓がんの可能性を指摘される。その場合、犬は進行が速いので余命は長くて3カ月とのこと。ただ、CT検査などができていないので病名の断定ができず、他の病気の可能性もあるとのこと。結局9月まで愛犬は頑張ってくれるのですが、途中で、腫瘍専門医からは、悪性腫瘍の場合、こんなに生きられることは考えにくいため、慢性肝臓病でしょう。と診断を受ける。

しかし、どちらにしても、治療法というのは変わらず、ようするに少しでも体の負担を軽くして食欲が出てきたり楽に過ごせるような緩和的ケアしか方法がないのです。私達は、愛犬が少しでも楽に過ごせるように。穏やかに過ごせるようなケアを獣医さんにはお願いしました。このころ、愛犬の体重は3キロ台後半、食欲なく、慢性肝臓病による症状である下痢や吐き気が出るようになっていました。そのため、ディアバスター(下痢の薬です)は欠かせない薬となりました。吐き気はまださほどひどくないものの、通院の際、吐き気止めの注射をしてもらうことに。腎臓の数値は脱水がひどいため起こる症状とのことで、週に2回点滴に通うこととなりました。これまでは週1~2回通っていました。

痛みはないようでした。点滴後などは体が楽になるのかおもちゃで遊んだりもしていました。だるいときは横になっていますが、トイレは自分で行くことができますし、顔つきもしっかりしています。ただ、食欲は全くありませんでした。

2016年3月上旬。大好きだったドッグカフェで。カフェに出かける元気もありました。この時のおむつは介護用ではなく、♂なのでマナー用としてつけています。
DSCF9703

かかった費用ですが、転院前の獣医さんの領収証が残っていないので、転院後の獣医さん、3月は2回の診療、検査、薬など合わせて42519円でした。

前回、食欲のない愛犬に試した食べ物を書きました。補足ですが、愛犬の場合、今まで添加物が気になり与えたことのなかったおやつで食いつきが良いと聞き試したところ、確かに嗜好性が高いのか食べてくれたものがありました。(思い出すのがおそくてすみません。)
〇ほねっこ→最初は固いタイプをあげていましたが、固くて食べにくそうだったので柔らかタイプをはさみで2~3等分して与えると食べやすいのか割と食べてくれました。(愛犬は高齢でしたがで歯は問題ありませんでした。しかし、飲み込む力やかむ力が弱ってきているのか、柔らかい方がいいようでした。年齢にもよりますが、病気のワンちゃんの場合、柔らかい方が食べやすいかもしれません。)
〇グリニーズ→これも、はさみで小さく切るとゆっくり噛んで食べてくれることがありました。
〇ハム→人間用ですが、臭いが肉っぽくないからか、かなり体調が悪化しても食べてくれました。

次回(4/16予定)に続きます。

にほんブログ村

人気ブログランキング