図書館を利用して、東野圭吾さんの本を初期のころから順に読み返しています。だいぶ前に読んだものが多く、ミステリーですが、内容をすっかり忘れているので新鮮な気持ちで読んでいます。読んでいるうちにちょっと思い出したり、1回目に読んだときは全く気づくことのできなかったディテールが目に留まることがあるのは、読み返しならではの楽しみです。

【白馬山荘殺人事件】
DSCN1493 - コピー
マザーグースの詩を用い、謎解きしていくクラシカルな趣のあるミステリーです。マザーグースに造詣が深ければきっともっと興味深く読むことができたのでしょうが、恥ずかしながらマザーグースは「イギリスの子供向けの詩」ぐらいの認識しかない私。マザーグースの詩についてあれこれ解説が出てくると若干退屈しました。(小説が退屈なのではなく、私の知識が足りないため退屈だったと思われます。)しかし、ささいな出来事や会話の隅々まで綿密に練られて伏線として用いられ最後にきれいにつながるあたりはさすが東野圭吾さんだなあと思いました。人物描写の際、会話のちょっとした言葉遣いにまで配慮されていて、それがより人物を際立たせているなあと特に感じました。

【学生街の殺人】
DSCN1483 - コピー
大学の正門の付けかえによってさびれてしまった旧学生街を舞台にした作品。「放課後」「卒業」「白馬山荘殺人事件」には出てきた図表が1つも使用されていない作品でした。さびれた学生街と、そこに生活する人の悲哀が小説の中にうまく熟成されてでてきている感じで、何とも雰囲気のある空気を感じながら読み進めることができました。ミステリーなのですが、人間の持っている心の強さとか弱さとかを考えさせられた小説でした。お話の中で、「卒業」ででてきた喫茶店の名前が出てくるのですが、これは東野さんの遊び心なのかな?まあ、殺人事件の解決には何の関係もないようでしたが・・・。

私のよく行く喫茶店(カフェ)。紅茶付きで815円。紅茶は種類も選べて、違う種類の茶葉にかえておかわり出来るという良心的なお店。のんびり読書できるお店です。
DSCN1464 - コピー

↓↓ぽちっと応援いただけましたら嬉しいです。
にほんブログ村
にほんブログ村
人気ブログランキング

応援ありがとうございます。